ついこの前のような気もしなくもない高校時代ですが、よくよく考えるともう25年も前のこと。

高校ではバレー部に所属し、県下では常にベスト４に入るくらいのチームでした。

同期は180センチオーバーの高長身がそろっており、他のチームと比べても粒ぞろい。

これで勝てば全国大会に出場できるという大切な試合で自分の調子が上がらず、最終的には惜敗してしまいまった苦い思い出が私にはあります。

社会人になってからもその当時のチームメイトと酒を酌み交わすと必ずと言っていいほど、「あん時お前の調子が良かったら勝てたのに…」と冗談半分で責められます。

先日、コロナ禍で全国高校総体（インターハイ）の中止が決定したとのこと。

集大成の場を失った高校生たちの落胆は計り知れません。

辛い練習や、仲間たちと培ったチームワークは一生の思い出になることは間違いないですが、区切りを付けられない学生たちが本当に可愛そうと感じます。

そう考えると「あん時お前の調子が良かったら…」と責められることさえも最後の試合ができない高校生に比べたらまだ我慢できることかもしれません。